珈琲…職人気質

大坊珈琲店

もの書きを生業にしてきた
77歳の知人が古い土蔵を改造して珈琲店を
これから開店するという。
珈琲に取り憑かれた人のひとりだ。
その知人が、先日1冊の本を持ってきてくれた。

読むに、珈琲とワインには
とても近しいところがあり
苦味=渋み、酸味、香り、甘み等々
それは、すべて作り手の好みと
手間ひまかけた心意気に関わっているようだ。

どんな物づくりでも
どうしても譲れないところがあり
それが職人なのでしょう。

私も、漆職人
もう、この年になったのだから
こだわりを捨て自在になると思いきや
なかなか、そうはさせてもらえない。
なんと難儀なものであろう。

弟子が作ってくれた恵方巻

感想は、とにかくでかくて立派。

昨日、2月3日は節分
そんなわけで、3年が過ぎた弟子が
立派な恵方巻を作って持ってきてくれました。

彼女は、とにかく料理が好きで
スィーツから漬け物まで
何でも。

春 秋のお彼岸には
ぼた餅とおはぎ。

四季折々の料理を楽しむ
豊かさにおいて
尊敬すべき人であります。

仕事も4年目を迎え頑張ってます。
そんな彼女が成長していく姿を見ていくのも
実に楽しみなものがあります。

大切な人の死

先日、大変お世話になった人が亡くなりました。

長い闘病生活、ようやく解放され楽になられたのだと思いますが、

諸々の想い出があります。

昨年、映画監督で80にして癌を患ってもなお最後の映画を撮っている

大林宣彦氏のドキュメンタリー番組を観ました。

その中で、こんな言葉を若い俳優に向け脚本の表紙に書き記してくれたようです。

『人間は、ありがとうの数だけ賢くなり、

ごめんなさいの数だけ美しくなり

さようならの数だけ愛を知る。』

ありがとうございました さようなら