漆瓶栓 いよいよ販促活動開始!

漆瓶栓 リーフレット表面
漆瓶栓 リーフレット裏面

一月末、ようやくダイレクトメール用のリーフレットが仕上がったので順次、当店のお客様に向け発送致し始めました。ただ、同封した予約発注書が私の手元に届いているのですが、予約注文をいれてくれた人たちの懐かしい顔が思い浮かぶだけに、10000円以上の漆瓶栓に関しては、2020とNCHIGETSU ロゴの刻印を入れることにしましたので、発送は遅れる由の連絡を急遽致しました。

また、思いがけなく12000円の高価なゴールドリング・天金箔(漆黒・本金)の注文が多く、作っていく上でのすみ分けも難しいので、結局、10000円以上の磨きリング仕様の物に関して、それぞれ年間100個ずつ制作していくことが、今の状況ではベストではないかと考えているところです。

なかなか物作りも、あれやこれやと大変ですが、とにかく2年半の歳月を費やして創ってきた物だけに、きちんとした物を作り、皆様にお届したいと考えています。

さあ、これからも大変だ。

目下、ポストカードになった一番人気の漆瓶栓
私的にはシルバーリングも落ついていていいと思う。

漆瓶栓(しっぺいせん)への想い・・・

リーフレットにもありますように、日本酒が、今まさに世界でも注目され、冷して飲む吟醸酒は全国各酒蔵で作られた美しい4合瓶に入れられ、グラス等に注がれています。

その際、封を切った4合瓶に 日本を代表する工芸でもある漆を塗った漆瓶栓をお使い頂くことで、楽しい酒席がもっと華やいで和やかになるのではないか・・・

熱燗に徳利の文化は、昔ながらの実に情緒的な日本らしい文化でありますが、平成を経て令和を迎え、新たな日本の文化が生まれたら幸いです。

また、ワインにおきましても、コルク栓を抜けば一気に飲んでしまうのが通常ですが、時間をおいて飲むワインは、日ごと角が取れまろやかさが増していくように私には感じられます。どうぞ、この機会にそんなワイン独特の熟成も楽しめたら、一層面白い文化の創出になっていくと妄想。


漆瓶栓(シッペイセン)の由来

遥か昔、奈良は天平の時代、聖武天皇(在位701年~756年)ゆかりの漆胡瓶(水を入れた木製へ平脱漆瓶)は、今でも正倉院に収蔵され、日本だけでなく東アジアを代表する漆の優品であります。それにちなんで日本・ワインの瓶の栓として、漆瓶栓と命名しました。

伊藤 猛

まる又漆器店 NICHIGETSTU STORE

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