アキレス腱断裂1…

4月30日(日)午前11時、アキレス腱を切ってしまった…寒くて長い冬から解放されて待ちに待った春なのに大きなショック。

何が起きたのか?…

事故当日、ゴールデンウィークの始まった日曜日。雨も降っているし散歩も出来ない。というわけで、朝からやりたい仕事があったので2階の仕事場で仕事をしていた。

なかなか順調に進み、しばし動画におさめておきたい場面があったので、思い立って一階のスマホホルダーを取りに急いだ。悪いことに細かな蒔絵の仕事をしていたので、拡大鏡をかけたまま…これがいけません!いそいそと階段を降りていき最後の段を踏み外したのです。3月頃から、膝の調子がイマイチだったので、瞬間、その膝のことが気になりました。立ち上がろうとすると力がなく転んでしまいました。ここで尋常ではないことが起こっていることだけはわかりました。

しかし、ここでひるんでいるわけにはいきません。描いている蒔絵は途中。また、何とか立ち上がり階段を上り、蒔絵の金粉蒔きをこなし、蒔絵筆を洗って仕事の始末をし自宅に戻りました。

何とか家につき椅子に座り、ようやく靴下を脱いでみると、何とアキレス腱がなくフニャフニャ。あーぁ…

病院の待合での写真。あるべくアキレス腱はなくフニャフニャ。

家には、幸いなことにゴールデンウィークで長姉が来ていたので、そのまま入院の準備をし、松本の病院へ飛び込みました。車に乗ると、幸いなことに足先さえ伸ばしていれば骨折時と違い痛みは全くありません。

休日であったため、病院では緊急対応の処置だけ。『明日またきて下さい。』と言われギブスを巻いてくれました。もちろん診断はアキレス腱断裂。仕方ありません。また出直しです。

翌日、天気は最高!また姉の車で早朝より病院へ。

病院へ行き、待合で待っていると車椅子で診察しにくる女性がいて、話を聞くと一週間前にアキレス腱の手術をしたとのことで、散々泣いたとのことでした。

その後、専門のN先生の診断によるとアキレス腱は完全断裂とのこと。保存療法と手術の選択を迫られましたが、先生のお薦めするのは手術。即、手術を選択しました。『では、明日の手術・・・』とのことでしたが、また明日来るのも姉にも迷惑かけるし『いっそ今日手術ってわけにはいきませんか?』と、言うと、一瞬ビックリした顔はしましたが、『少し待ってください・・・』とのことでした。

待合室で、しばらく座っていると、看護師の方が来て、『これからやります』と、言ってくれました。

そんなわけで、入院の準備もしていませんでしたが、午後3時からの手術で2時間あまりとのことでした。心の準備もできていたわけではありませんが、早いにこしたことはない!と、いった心境でした。