アキレス腱断裂2

5月1日、午後3時から下半身半身麻酔し手術は始まりました。半身麻酔の為、話している言葉が聞き取れ、これはこれで何だかなーという感じでしたが、手術台の上で、うつ伏せになり、何をされているのか、さっぱりわかりませんでした。

麻酔は6時間ほど効いているとのことでしたが、確かに5時頃個室の部屋に戻っても、何の痛さもなく拍子抜け。手術した右足はギブス。左足はエコノミー症候群にならぬようポンプアップ。左腕は点滴、右腕は血圧を測っているのか固定。完全に動きがとれない状態でした。

お腹がすいてきましたが、麻酔が効いている間は、胃で消化出来ないので食べてはいけない。と、若い看護師から言われていたので我慢。

ようやく午後10時頃でしょうか、食べてもよいとのことで、長姉が買ってくれてありましたおにぎりやサラダ、水などを口にいれました。幸せでした。何せ、怪我は幼い頃から今まで散々してきましたが、初めての入院・・・何だか少し気楽でもありました。笑

といっても、それは1時間ほど・・・それから本格的な術後の痛みが襲ってきました。

そして、それが最高潮に達したのが泣く子も黙る丑三つ時。様子を見にきてくれた看護師の女性に、『どうですか?』と言うので『痛い』と、訴えると、痛み止めの薬を出してくれました。そして、それから間も無く寝入ったようです。

明るくなり、3時間ほど寝たでしょうか、朝を迎えると、よくしたもので痛みは緩和されていました。

その後、術後の検診があり、見てもらうと私でもわかるようにギブスが内側気味についていて、ギブスをもう一度切り巻き直してくれました。これはこれでとても安心しました。

入院は1日で退院ということになっていましたので車椅子で会計を済ませ、姉の到着を待ち帰宅しました。

リハビリの若い先生からは、一週間は絶対安静!と言われていましたので、帰ってからも寝てゴールデンウィークを過ごすことになりました。

こんな感じでギブスで固定

書き添えておかなければいけないことがあります。それは、若き看護師の女性が一晩中お付き合いしてくれたことに感謝しなくてはなりません。ありがとうございました。

アキレス腱断裂1…

4月30日(日)午前11時、アキレス腱を切ってしまった…寒くて長い冬から解放されて待ちに待った春なのに大きなショック。

何が起きたのか?…

事故当日、ゴールデンウィークの始まった日曜日。雨も降っているし散歩も出来ない。というわけで、朝からやりたい仕事があったので2階の仕事場で仕事をしていた。

なかなか順調に進み、しばし動画におさめておきたい場面があったので、思い立って一階のスマホホルダーを取りに急いだ。悪いことに細かな蒔絵の仕事をしていたので、拡大鏡をかけたまま…これがいけません!いそいそと階段を降りていき最後の段を踏み外したのです。3月頃から、膝の調子がイマイチだったので、瞬間、その膝のことが気になりました。立ち上がろうとすると力がなく転んでしまいました。ここで尋常ではないことが起こっていることだけはわかりました。

しかし、ここでひるんでいるわけにはいきません。描いている蒔絵は途中。また、何とか立ち上がり階段を上り、蒔絵の金粉蒔きをこなし、蒔絵筆を洗って仕事の始末をし自宅に戻りました。

何とか家につき椅子に座り、ようやく靴下を脱いでみると、何とアキレス腱がなくフニャフニャ。あーぁ…

病院の待合での写真。あるべくアキレス腱はなくフニャフニャ。

家には、幸いなことにゴールデンウィークで長姉が来ていたので、そのまま入院の準備をし、松本の病院へ飛び込みました。車に乗ると、幸いなことに足先さえ伸ばしていれば骨折時と違い痛みは全くありません。

休日であったため、病院では緊急対応の処置だけ。『明日またきて下さい。』と言われギブスを巻いてくれました。もちろん診断はアキレス腱断裂。仕方ありません。また出直しです。

翌日、天気は最高!また姉の車で早朝より病院へ。

病院へ行き、待合で待っていると車椅子で診察しにくる女性がいて、話を聞くと一週間前にアキレス腱の手術をしたとのことで、散々泣いたとのことでした。

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