あん 映画

私達はこの世を見るため 聞くために、生まれてきた・・・

最近、テレビはニュースだけで他の番組もドラマも見ていませんが、映画だけは時間があると観ています。感心していいのかどうかはわかりませんが、とにかくそうなのです。

その中で、あえて”あん”を選んだのは、『私達はこの世を見るため 聞くために生まれてきた・・・』の一文が気になったからです・・・

私は、学生時代も今も、河井寛次郎という著名な陶芸家の言葉が気になっています。それは『70の年になっても、自分が解らない。人生とは自分を探しに来たところ・・・。』という一文です。

私も、毎日かそんな感じで、自分のことがわかりません。ゆえ、どう動くのか・・・どうするするのか・・・全て、その場の自分の置かれている状況の中で右に行ったり左に行ったり、右往左往しながらも、ともかく前に進みたみたい・・・実に悩ましい日々です。

樹木希林の映画は、先の『日日是好日』に引き続てでありましたが、これが最後の主演作となったようです。

らい病患者として生まれ育ち、世から迫害視され生きてきたようですが、アンを作ることに関して、小豆の気持ちになって、まるで職人のような・・・いやそれ上の愛情をもって、アンを練り上げていく姿は、少なからず物を作っている人間の一人として共感した場面でありました。

あん 

https://eiga.com/movie/81499/