2024年幕開け

2024年の床の間飾り

2024年明けましておめでとうございます。

昨年春、アキレス腱断裂の憂き目に遭い、私個人にとって辛い我慢の年でありました。また世界に目を向ければ、イスラエルとパレスチナの戦争に始まり、地球温暖化による気候変動と眩暈がする問題が山積み・・・全くもって困った事態で目眩さえします。昨年は、何だかそんな解決できないことに鬱々し日々を過ごしているうちに年が暮れ、新たな年を迎えたと言うのが実際です。さて、今年はどうなるのことやら・・・まるで他人事のように言っている自分がそこにいる。

今年は、心機一転!少しは前向きに進んでいきたいと思います。

昨年出来上がった厨子
中尊寺金色堂内陣巻柱に描かれた平安蒔絵による観音菩薩像の再現を試みてみました。詳細については、また・・・

中尊寺金色堂 円柱仏 蒔絵

昨日投稿した厨子を作ったら
美大の後輩が
自分で描いた中尊寺金色堂の円柱仏の蒔絵の手板が
そのまま入ってしまった。

こんなこともあるのよねー
と、結局5年ほど我が家に
安置されていました。笑

平安時代の蒔絵は金粉自体が粗いので
重厚な研ぎ出し蒔絵となった。

ちなみに、私の尊敬する恩師である
亡き大場松魚先生は
昭和38年の中尊寺大改修の際
漆工部門の主任として
この仕事に関わった。

ご縁とは、実に不思議です。