2024年幕開け

2024年の床の間飾り

2024年明けましておめでとうございます。

昨年春、アキレス腱断裂の憂き目に遭い、私個人にとって辛い我慢の年でありました。また世界に目を向ければ、イスラエルとパレスチナの戦争に始まり、地球温暖化による気候変動と眩暈がする問題が山積み・・・全くもって困った事態で目眩さえします。昨年は、何だかそんな解決できないことに鬱々し日々を過ごしているうちに年が暮れ、新たな年を迎えたと言うのが実際です。さて、今年はどうなるのことやら・・・まるで他人事のように言っている自分がそこにいる。

今年は、心機一転!少しは前向きに進んでいきたいと思います。

昨年出来上がった厨子
中尊寺金色堂内陣巻柱に描かれた平安蒔絵による観音菩薩像の再現を試みてみました。詳細については、また・・・

春!小鳥のさえずり・・・

彼岸明け、朝散歩をしていると楽し気な小鳥の声が耳に飛び込んできました。まさに春到来です。コロナ禍でも、季節はちゃんと巡ってきます。3月21日、全ての都道府県で非常事態宣言が解除され、まだ新型コロナウイルスの終息は見通しはたちませんが、それでも、希望をもって明日につなげなくたはなりません。

私は物創りのはしくれです。先日、友人が来て、『今の若者のなりたい職業の一番は、サラリーマンだってよ。』と言って呆れていました。確かに、私たちのような不安定な自由業の物創りにとって、毎月安定した収入を得ること出来れば、どんなにありがたいことか・・・これは肌身をもって感じていますが、この今の若者の現実を知るのつけ実に寂しいことかと思いました。

小鳥の声を聴き、川の音を聴くと、思わずかつての小学校の校歌のワンフレーズを想い出す。

山路遥かに雲浮かび

行こう岸辺に水の音 

朝は小鳥の声にあけ 

夕べは川の子守歌 

楢川楢川わがふるさと 楢川楢川わがふるさと。

*かつて、木曽平沢は楢川村であり、平成の大合併の際、塩尻市に統合されました。

嘆くよりユーモアを!

厳寒の木曽平沢

昨日、11都府県において非常事態宣言が出された。今年も昨年同様の年を過ごすのかと思うと、さすがに気が重い。

今更のようだが、何故台湾やニュージーランドのように、まずは感染者をゼロにするという島国ならではのコロナ対策をしなかったか?そこが残念でならない。

台湾やニュージーランドもトップは女性だ。どうも、男性より女性の方が諸々の忖度なしに白か黒かの二者択一の選択が出来るということではないか!?との話もあるが、日本の政府の姿勢を見ると、7月、ただ闇雲にGo toトラベルを推し進めたあげく感染を広めていった人災の様相は歪めない。

気は重いが、これまた何とか笑ってやり過ごすしかないようだ。

『嘆くよりユーモアを!』

凍てつく自然は、美しく綺麗だ。

作品展終了

10月21日からの作品展、昨日11月16日をもって無事終了しました。今回は最終日を含め、搬出までの3日間の東京滞在(途中10月30日31日、11月1日在廊)となりました。東京でまたコロナ感染者が増えているので夕飯はコンビニ弁当を食べ、友人等と会食することもありませんでした。少し寂しい気もしましたが、東京滞在中には、大勢の友人知人お客様が来てくれ、マスクをしながらも喉がかれるほど楽しく過ごさせて頂き、こんな一期一会の出会いに皆様から元気と勇気を頂き、声をかけて頂いた友人のギャラリーオーナーに感謝するばかりです。ありがとうございました。

今回は、訪名簿にコメントを残していただいたので、今日はそれを振り返っていました。いろんな方がいて、それぞれ話していたことが思い出されることは実に嬉しく楽しい。記念に抜粋掲載しておこうと思います。

美しい字にうっとりです。 三重県の知人が連絡してくれ観にきてくれました。
方言丸出しの私に丁寧なお言葉で、とは・・・何だか嬉しい。2年前にきてくれたお客様
羽根木の森ギャラリーの閑静な佇まいを賞賛すると共に、
ディスプレイにこだわった甲斐がありました。
生きることも死ぬこともなかなかね〜と話していたら・・・ミステリー作家 友人の旦那
今夏、木曽の店を訪ねてくれた若き家族。
小学生の2人の女の子達が書いてくれました。子供は純粋に可愛い。
コロナ禍ならでは・・・頑張るか! 雑誌編集の物書き友人
幼なじみらしいコメント。
皆何より元気で無事を私からも祈ります。
率直に嬉しい! 高校時代同期の友
最終日の最後に来てくれた来訪者。ちょっとプレッシャーをかけたらこんな感想を。
さすが放送作家・・・持ち上げるのがうまい!

まだまだありがたく面白いお言葉を残していってくれましたが、作品展をやるなら、こんな風に楽しみたいし、今後の制作と生きる糧を頂きました。

重ね重ね御礼申し上げます。ありがとうございました。

散歩と日本の現実・・・

居ても立っても居られない!散歩だ!さんぽ!
木曽平沢の風景

ここ1ヶ月、木曽は春爛漫!好い季節です。そして、新型コロナウィルス自粛で早朝散歩に行くのが日課となりました。考えるにこんな春を迎えるのは生まれて初めてのこと、実に優雅と言えば優雅であり、自分の住んでいる木曽の豊かな自然にあらためて感動しています。しかし・・・

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2020年 桜咲く・・・想い・・・

裏の公園の古桜

裏庭ではウグイスが鳴き2020年の桜も咲きました。そしてコロナウィルスの影響で、私の生活も特別変わったというわけでもありません。確かに待ち焦がれていた春を迎え、外出も出来ず実に寂しいのですが、冬籠りが延長され、ただひたすら仕事をすることに何のかわりはないのであります。

長野県でも非常事態宣言が出され、一昨日隣の観光地奈良井宿を車で抜けてみると、県外ナンバーの車も駐車場にはなく、人が全くいません。こんな宿場町の光景もないので、車に乗ったまま写真を撮り記録しておきました。

3・11・・・雑感

早いもので9年前の今日、東日本大震災が起きた。そして、この度の新型コロナウィルスの蔓延。何があってもおかしくない不確実な時代・・・しかし、私達一般庶民には、どうすることも出来ない・・・

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珈琲…職人気質

大坊珈琲店

もの書きを生業にしてきた
77歳の知人が古い土蔵を改造して珈琲店を
これから開店するという。
珈琲に取り憑かれた人のひとりだ。
その知人が、先日1冊の本を持ってきてくれた。

読むに、珈琲とワインには
とても近しいところがあり
苦味=渋み、酸味、香り、甘み等々
それは、すべて作り手の好みと
手間ひまかけた心意気に関わっているようだ。

どんな物づくりでも
どうしても譲れないところがあり
それが職人なのでしょう。

私も、漆職人
もう、この年になったのだから
こだわりを捨て自在になると思いきや
なかなか、そうはさせてもらえない。
なんと難儀なものであろう。

新型コロナウィルス

新型コロナウィルス 中国のマスク事情

2012年、北京の友人のギャラリーで
日中韓の漆の作品展が開催され
北京に4日ほど滞在したことがありました。

その時、少々風邪気味で北京でマスクを
して地下鉄に乗っていると
電車内は異常に混雑しているのに
誰も近寄ってこなかったことを思い出しています。
ある意味、快適でもあり異国での怖さは
全くなかった。
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