被災者からの年賀状・・・

昨日、輪島に住む先輩から届いた年賀状

昨日来た年賀状に輪島市に住む大学時代の先輩からのものがありました。あれ!?・・・と、不思議に思い電話をいれましたが、やはり通じませんでした。何時出してくれたのだろう?・・・

書かれている内容を読むと、これまた地震の激しかった珠洲市のキリコの改修をしたとのことで、昨年は大仕事を終えられた満足感で溢れています。

YouTubeで観てみますと、珠洲市の祭りは各町ごとに大きく立派な漆塗りのキリコ(宝燈)を作り、町の中を皆でエッサエッサエッサとねり歩いている様子がうかがえます。それが、先日の地震で家もキリコも珠洲市の住民も大きな被害にあったのでしょう。言葉もありません。

ボラティアも受けいられない状況で、今、出来ることもありません。そんな無力感を感じるばかりですが、他人事ではなく、いつどこで起こってもおかしくない天災であります。せめて出来ることは支援金を送って『何とか踏ん張って!』と背中を押してやるくらいです。

元日早々・・・・令和6年能登半島地震

昨日、元日早々に珍しくブログを更新しおえたと思いきや大地震発生。携帯の警報がけたたましくなると同時に揺れを感じたので急いでテレビをつけました。震度7・・・震源地は輪島市より東の志賀町、マグニチュード7、5だと言う。

輪島は漆器の産地。大学時代の先輩も住んでいるし、私のような漆に携わっている職人も大勢います。現在連絡もつかないし被害の全容もわかりません。

普段漆の仕事をしていて、風呂という漆器を乾かす室に塗った品物を置く際、時にここで地震でも起きたら・・・という不安がよぎることがあります。そんなことが2007年の前回の地震から能登では続いています。珠洲にも旅館をしている古くからの友人も居るし、ホント他人事ではありません。とにかく、この冬の寒い中、命だけでも無事で暖をとれ1日でも早い復旧を祈るばかりです。

昨年から眩暈がするようなことばかり・・・決して安全ではない地球、世界に住んでいることから目を背けてはいけないと考えさせられる年の初めとなりました。

2024年幕開け

2024年の床の間飾り

2024年明けましておめでとうございます。

昨年春、アキレス腱断裂の憂き目に遭い、私個人にとって辛い我慢の年でありました。また世界に目を向ければ、イスラエルとパレスチナの戦争に始まり、地球温暖化による気候変動と眩暈がする問題が山積み・・・全くもって困った事態で目眩さえします。昨年は、何だかそんな解決できないことに鬱々し日々を過ごしているうちに年が暮れ、新たな年を迎えたと言うのが実際です。さて、今年はどうなるのことやら・・・まるで他人事のように言っている自分がそこにいる。

今年は、心機一転!少しは前向きに進んでいきたいと思います。

昨年出来上がった厨子
中尊寺金色堂内陣巻柱に描かれた平安蒔絵による観音菩薩像の再現を試みてみました。詳細については、また・・・