寒サノ夏ハオロオロ歩キ・・・

大きなカサブランカが裏の畑で咲いてくれました。

コロナ禍で、1ヶ月にわたり雨が降り続け、まだ梅雨があけません。そんなこともあってか、今年楽しみに始めた裏庭の家庭菜園の畑では、キュウリもナスもピーマン、トマトも全滅です。しかし、驚くことに何故かカサブランカだけは大きな花がさきました。何と13も・・・こんな風に、悪いこともあれば良いこともある!と、今は前向きに考えていこう。

いずれにしても、お日様の光がいかに大切か!が、よく理解でき、また宮沢賢治の『寒さの夏はおろおろ歩き・・・』の文章を思い出す。

今年 初めて県外へ・・・

モザイクタイルミュージアム 多治見市

2月より、親しいお客さんから電話を頂いていたので、先日7月7日に陶器の町多治見市に行ってきました。今年初めての県外でした。今もなお続いている豪雨の中、木曽川は氾濫し、水かさは普段の何十倍にもなり、川幅いっぱいに竜が荒れ狂ったようにうねっていました。予定が入っていたとはいえ、しばし無謀なことでありました。

せっかく行きましたので、多治見のモザイクタイルミュージアムを訪ね、陶芸の人間国宝であられる加藤孝造先生の可児市の工房に電話を入れると、「待ってるから!」とのことで、図々しくお邪魔しお話をした上、「これは新作だ。」と言って湯飲みまで頂いてきました。

志野焼きの大振りの湯飲み、母の分まで2個。

孝造先生は85歳になりますが、1週間に3度の透析に通いながらも、毎日工房に来ては土をいじっているようで、「先生、頭の方はどうですか?」と聞くと、「物忘れはするが、それはそれでいいと思うのじゃ。」と、仙人のように悠然とした姿に、いたく感動しました。

ありがとうございました。

使ってなんぼ!朝に夕に美味しいお茶を入れ楽しんでいます。